15年目正社員、京都府出身
私は現在、客室業務を中心に働いています。
もともと京都出身なのですが、大学時代は大阪で過ごしていたこともあり、あらためて京都らしいところでじっくり働きたいと思い、「祇をん 新門荘」の門をたたきました。当初はアルバイトでしたが、4年目にお声をかけていただいて正社員になりました。
よく女将から「旅館は一つのチーム」だと言われます。
確かに、清掃、接客、料理……、旅館にまつわるすべての仕事を一人の人間がこなすことは難しいですよね。
働き始める前までは、何事も自分でなんとかしなければ、という思いの強かった私ですが、力が足りないときは周りに頼ってもいい、自分のできることをしながらみんなで協力しておもてなしの質を高めていこう、そう思えるようになりました。
そんなあたたかな一体感が新門荘には根付いています。
先日、「40年近く前に修学旅行で訪れたから懐かしくて」、と宿泊に来てくださったお客様がいらっしゃって心を打たれました。新門荘は、修学旅行で利用されるお客様も多いので、思い出作りのお手伝いができることはやりがいであるとともに喜びでもありますね。
このページを読んでくださる皆さんには“京都の旅館”のイメージがなんとなくあるかもしれません。
ぜひ、そのイメージを大切にしながら、新門荘に飛び込んで来てくれたら、と思っています。
京都に来て感じる驚きはお客様の感動体験に通じるものですから。
そのイメージをより魅力的な旅館にするために持ち込んでもらえたらうれしいです。